「う、うん。す、すきだよ……//」
わたしがそういった途端、せいちゃんに頭の後ろと腰を抱えられて唇を奪われた。
つまり、キスをされたのだ。しかも、少し苦しくて、長いキス。
「……ハァ…………ハァ……」
せいちゃんとのキスが苦しくて、呼吸が荒くなっていた。
「有季のその顔、たまんないね」
そういった途端、裕也が意識を失って倒れた。
「ちょ!裕也!?」
「あぁ……。少しやりすぎた、かな?」
せいちゃんがとぼけるような顔をしてそう言った。
だけど、少し嬉しそうな顔をしている。
「2人とも、アツアツなキッスだったね」
奏ちゃんがそう言いながら莉華と目を合わせてニヤニヤしている。
「ちょ、2人とも……!は、恥ずかしいからやめてよ……//」
「有季、顔真っ赤。かわいい」
せいちゃんにもニヤニヤされてしまった。
「もう、せいちゃんのばか……」
わたしは、みんなに聞こえないようにごにょごにょとそういった。
「それより、コイツどうすんの?」



