『鍵』とは、わたし達が新しい生徒会メンバーとして選ばれた時に貰った金色のものだ。 「ちょっとさしてみる……」 そういって恐る恐る鍵穴に鍵をさしこみ、回してみる。 “カチャン” 「あ、あいたみたい」 「じゃあ、入るわよ」 莉華がそう言ってドアを開け、中にスタスタと入っていった。 「失礼しまーす……」 わたしは、莉華の後を追って、恐る恐る中に入った。 すると、そこは他の部屋とは比べものにならないくらい立派な空間だった。 教室3つ分くらいの広さで6人一人一人に豪華な机に椅子が置いてある。