言い切った私の満足そうな顔を見たサオリさんの顔は恐ろしいほど怖いものだった。
私を憎むかのような、恨むかのような…その目は嫉妬、怒り、憎悪の色をしていた。
私はゴクリと唾を飲み込み、誰かが口を開いてくれるのを待つ。
「あらあら、今回の彼女さんは違うのね」
「…あぁ」
口を開いたのは誠人ママで、ママさんの嬉しそうな言葉にそっけなく返した誠人。
それがママさんには照れてるように見えたらしく「アンタにも可愛いとこあるじゃない。お茶持っていくから上に行ってなさい」と言葉を残してステップを踏みながらキッチンへと消えていった。
『いいお母さんだね』
「別に。行くぞ」
『はーい』



