あれ?ここらへんって私の家と距離がある……今日ここから迎えに来てくれたんだ。
朝送ってしまった゛あの゛ラインをなかったことにしたいと思った。
申し訳ない気分だよ。
「俺の家」
『へ、ここ?』
バスをおりて歩くこと数分、降りかかった声に顔を上げると目の前には立派な一軒家があった。
白を基調とした綺麗な家。
ここに来る途中ケーキを買ってその箱を握る手に汗がジワジワと出そうだ。
そして、心臓は馬鹿みたいに跳ねるし緊張MAX。
スーハーと呼吸をして自分を落ち着かせる。
よし、いざインターホンを_______
「何してんの?」
『ほぇ?』
インターホンを押そうとした指がピタリと止まる。



