温かいココアを飲むとブワァっと内側から体が温まるのが分かる。



お母さんが焼いてくれたトーストを頬張りココアで流してさっさと朝食を済ませ次の準備へと取り掛かった。








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「おはようございます」


『本当にいるし』




エレベーターに乗り地上へ出ると誠人がいた、本当に来てた。



朝からキラキラした笑顔を向けて疲れないのかと疑う。



私は朝が死ぬほど苦手だと言うのに。



今だって体がダルイんだから。




『眠い』


「俺のせいでスミマセン」




あぁ、起こしてしまったこと一応彼なりに反省はしているらしい。





『帰りたい』


「今出てきたばっかじゃないですか」


『サボろうか?』


「サボりませんよ」


『真面目か』





ちぇ、つれない奴。