そう呟いたときちょうど朝の鐘が鳴った。
先生が教室に入ってきてSHLを始めた頃には私の頭の中に北条 誠人という子の存在は残ってはいなかった。
ふと窓の外に視線をやると、一羽の鳥が羽ばたいていった。
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「やっと金曜だな~ダル…」
机にうなだれながらそう言うのは私の友人ユカ。
どれだけこの平日が嫌で嫌で苦しかったのか分からないけど、おばぁちゃんみたいにヨボヨボしている。
華の女子高生のはずなのに。
「ばばぁ言うな」
おっと、どうやら口に出してしまっていたようでユカがムスッとしている。
それを笑って流し「授業なんてあっという間だよ」と言うと「ううん!退屈でしかない!」と言われてしまった。
だけど今日は何故か時間の流れが速く感じてしまった私。
それは私だけじゃなかったようで、4時限目が終わるとユカがクルッと後ろを振り返り…
「今日速く感じるね!」
と言ってきた。



