起きてこない私に怒ったお母さんは部屋にドスドス入ってくると布団を剥ぎ取りカーテンを開けた。
「いい加減にしなさいよ?」
『うん。起きた』
朝から激怒されたらたまったもんじゃないのですぐさまベッドから出た私はせっせと制服に着替えてリビングへと向かった。
『おはよ』
「はい、おはよう」
この家には2つの声しかしない。
そう…ここに暮らしているのは私とお母さんの2人だけだから。
物心ついた時から私に父親というものはいなくて母1人、子1人だった。
シングルマザーのお母さんはとてもとても苦しんで苦労したと思う。
泣きたかったかもしれない、いや実際泣いていたと思う…だけどその姿は一度も私は見たことがなく、1人になった時にないていたんだろうと思うと心がギュウっとなった。
そんな苦労したお母さんだけど、私をここまでしっかり育ててくれた。
とても感謝してる。
今日も美味しい朝食を食べて学校へと向かった。
学校まで残り数百メートルという所、いつも通るコンビニに彼はいた。
彼は私が視界に入ったんだろう、走って近づいてきた。
何の用だろう?



