ねじれの位置




そんな時に光輝くんに提案されたのは、2人で暮らさないか、ということだった。





2人ともまだ収入も安定してないから、兄弟で助け合って生きていこう。




そう言うことだった。





私は大好きなこの家族から離れたくない、って言う気持ちもあったけれど、いつかは家も出なければいけない。




それも分かっていた。





光輝くんが社会に出る今が、それなタイミングなのだろう。




と思い、2人で暮らすことをきめたのだった。