だんだん頭がボーっとしてきた。

ほんとに死ぬかも…。

そう思ったとき、

『何があっても生きような!』

いつも兄さんが言っていた言葉が頭に浮かんだ。

そうだ。

こんなところで死なない。

兄さんの分まで生きないと。