学校から帰って家に入った瞬間、何か嫌な予感がした。

玲「…っ!」

リビングに入って一番に目に飛び込んだのは、ぐったりして倒れている兄さんの姿だった。

玲「兄さん‼︎ねえっ!ねえっ!兄さん!」

抱き抱えるようにして必死に呼びかけた。

でも、兄さんからは反応がない。

嘘だ…。なんで…。