そして、僕がみえなくなったら





「ダメだったかぁ」

「勇大のやつ、薄情だよ!私たち幼なじみのこと、大切に思ってなかった証拠だ!!」



放課後、伊月に勇大を誘えなかったことを伝えると、伊月はやっぱり悲しそうに眉尻を下げた。



だけど伊月は優しいから、怒る私を「二人でやろう?」と笑顔で宥めてくれる。



どうして?

どうしてみんな、こんなに優しい伊月のことを忘れられるんだろう?



伊月が透明人間になって、そしたら記憶まで透明になって。


そんなのってあんまりだよ。