溺愛予告~御曹司の告白躱します~


「え、…えっ?!」

驚いて顔を上げると、優しく微笑む蓮の笑顔。

「好きでだろ、遊園地も。行きたくない?」
「…行きたい、けど」

なんでわかったの?!
たしかに水族館から見える楽しそうなジェットコースターに、いつかあっちも行きたいなとは思ったけども!

「明日も休みだし、ここに一泊して明日はそっちに行こう」
「ええっ!いいの?!」

いつの間にチケット取ってたの…。エスパー水瀬、恐るべし。

でも嬉しい。
いつだって私の気持ちを考えて、言葉よりも先に行動に移してくれる。

この人が優しくなくて、誰が優しいというのだ。

心がぽかぽかとあったかくなっていく。やっぱりココア男子だ。


「もちろん。その代わり……」



――――聞かせてもらうから。質問の答え。


壮絶な色気を纏ったその視線に、今夜は言うまで眠れないんだろうと悟った。

ココア男子、どうやら甘く優しいだけじゃないらしい。




END