あの時、病気を宣告されてから遥くんに当たっち

ゃってごめんなさい。

頭がごちゃごちゃしてて、でも遥くんに当たる事

じゃなかったよね。本当に本当にごめんなさい。

遥くん、遥くん。この字をあと何回書けるんだろ

う。この先当たり前に口にできると思ってたこと

も、思い出も、残り数回って言う限りができた。

遥くんと会える時にも限りができた。

私のすること全てに制限がついた。