幼なじみ


「な、何もしてないよな? 姫架?」


「うっうん!

何もしてないよ」


「別に沙妃の告白された現場なんて見てないよな!」


「皇~」




もー何で言っちゃうかなぁ~(汗



嘘つけ無いんだからぁー



まぁそこが皇のいいとこでもあるんだけどさぁ……




「ほぉ?」




沙妃の笑顔に更に拍車がかかる。



うわーん(泣



般若がいらっしゃるー(泣




「姫架、逃げるぞ!!」



「えっ?」




笑顔の沙妃から殺気を感じたのか

(そりゃこれだけニッコリ見られたらわかるけど)

皇が私の手を引いて廊下の方へ走り出す。




「こら!  待て!!」