「姫架! 姫架!♪」 楽しそうに皇が私の名前を呼ぶ。 皇の方を見ると手招きをしている。 「?? なぁーに?」 座ったまま、 教室の前の窓の近くにいる皇に聞き返す。 「いーから! とりあえず来いって!」 私を促すように皇が再度手招きをする。 なんだろう?? と思いつつ皇の横に行く。 「どーしたの??」 「こっから外見てみ」 いたずらっ子のような笑みを浮かべて私を促す。