沙妃が委員会終わるのを昇降口の外で皇と2人で待つ。 強い風が私と皇に吹きつける。 手をセーターの袖でくるみ、 その間にカイロを突っ込む。 なんか手だけは温かくなるような気がする。 「沙妃遅いね?」 寒くて話をすると息が白くなる。 「だなー」 皇がマフラーをぐいって上げてズボンのポケットに両手を突っ込む。