「さて、行きますか」 財布とケータイと定期券をショルダーバッグに詰め込んで部屋を出たらバッタリ自慢の美人姉に会ってしまった。 あぁ、見つからず出でようと思っていたらこれだ。 見つかってしまったならしょうがない、観念するしか道はない。 「ねぇ!ちょっと、どこ行くの!?こんなお洒落して」 はぁ…見つかりたくなかった理由はこれだ。 「あーもう!純白のワンピースとか可愛い格好して男にでも会いに行く気!?」 「まぁ、会いに行くと言えばそうなるかな」