返事ないな…もう、寝ちゃったかな。 撫でる手を止めて寝ているかを確認しようとしたら、 「小夜、俺も幸せだよ」 ___寝ていると思っていた彼が目を細め、私の後頭部に手を回して引き寄せると…リップ音を立ててキスをした。 「おやすみ」 それだけ呟いてスッと夢の中へと落ちていった彼に私は何も言うことができず、ただ頬を赤く染めながら悶えることしかできなかった。