自分の恋より、他人の恋




そう言われて連れて行かれたのはいつもの中庭なんかじゃなく、基本使われることがない書道室。


どうしてここに…ここは逆転カップルがお昼に使う部室の隣。


こんなとこに一体誰がいるというの?

ちょっとした不安を胸に翔和さんの後に続いて中に入ると6つの人影が見えた。


6人って、なんでこんなに人がいるの!?




「と、翔和さん…これは一体…」




何がどういう事なんでしょうか。
というか、誰なんですか。




「自分の目で確かめてみたら?」




翔和さんは背中に隠れていた私の腕を引いて“会わせたい人達”の目の前に出した。


知らない人ばかりだと思っていたのに、そこにいたのは知らないどころか私の知っている人ばかりで、目を見開き息を飲んだ。



また、彼ら彼女らも私の変貌に驚いていた。