その後はもちろん真面目に授業を受けてた。
まぁ、チラチラ時雨さ……翔和さんを盗み見たのは内緒。
4時間目終了後のお昼休み、周りの視線が刺さる中、早くここから逃げたい思いでお弁当を手にして翔和さんの腕を引いて教室を出た。
「皆の前で俺を連れ出すなんて大胆だなぁ」
「なっ……」
わ、私はなんてことを…!
「そ、それよりも!翔和さんはあの視線何とも思わないんですか?」
「視線?別に」
あっさりしてる彼の様子からして、あぁいう視線は日常なのだと知った。
いつものように中庭へと向かっていたんだけど、後方で突然止まられたせいでつないでいた手を伝って私の足も止められた。
「どうしたんですか」
「あのさ、言うの忘れてたんだけど…」
何かあったんだろうかと気になって翔和さんの顔色を伺ってみると、ちょっと嫌そうな表情で何やら私に言いにくそうに言った。
「会ってほしい人たちがいる」



