「そんな固くならないで」 「そう言われても…」 緊張してしまうものはしてしまうからカチンコチンになってしまうわけで。 いつもお姉ちゃんのお遊びで顔も髪も弄られて慣れているはずなのに、時雨さんの為っていうのが今回は加わってるから緊張のゲージがグングン上がる。 「いいから肩の力抜いて、いつも通りに目を瞑って私に任せて」 「…ぅ」 「分かった?ほら返事」 「…はい」 ほら返事って…強要してるんじゃん。 と言えるわけもなく、指示通り一呼吸してから肩の力を拭いてゆっくり目を閉じた。