座るや否や、私はふとあることを思い出した。 さっき助けてくれた人に、お礼を言わないと。私はさっきの彼を探すことにした。 背の高い人。髪は……長め? だったような。 天井が低いので屈みながら、人のいない場所を進んでいく。出口付近の人なら知ってるかも。 「どうしたの?」 うろうろしていたからか、声をかけられた。