最後の悪夢






断ったらいけない気がした。だから断らなかった。
特別な仲ではなかった。よく電話するくらいの友達。

いつから好意を持たれていたのか。
受験の期間に入る前に、特別仲良くしていたわけでもなかった。

もう前のことだから忘れたけど、いつからか連絡先を手に入れて、喋るようになって。なにがきっかけだったかももう忘れた。

チャットの履歴を見返してみれば、初対面で連絡先を交換したとはいえないくらい仲良く話していた。特定の人と仲良くしない私にできた、不思議な男友達だった。


そうだ。卒業式の日にももう一人、私に告白してくれた人がいた。

入川くん。彼も連絡先が登録してあった。
前に一度告白してくれたけど、返事ができなくてそのまま自然消滅しかけていた。