「私が行くからとか、そういう理由?」
〈違うよ、上のレベルの高校に行ってデメリットなんてないだろ。俺も行きたかったけど、成績明らかに駄目だったし。今までそういうチャンスもなかったから〉
「なら、いいんだけど」
そういう判断を間違えたら、私のせいで凛上が傷ついたみたいじゃない?
いや......大丈夫だ。凛上は、自分の事成績悪いとか馬鹿だとか言っているけど、そんなことないと思う。ちゃんと色んなことを考えているから。
って、私は上からものを言える立場じゃないよね。
〈うん、ありがとう。俺もやるからにはちゃんとやろうって思ってる〉
「頑張ってね」
〈お互いにね?〉凛上が笑った。そう、お互いにね。
この時私は、受験が終わる卒業式の少し後まで、凛上の告白を待っていることを約束した。それまでは友達だ。両想いの友達。
ベッドの上で寝転んで、楽しく話した。その次の日も、だんだん連絡が減っていっても。
お互いが変わらずに、約束の日まで、そのままでいられると思っていた。



