最後の悪夢


「悪い?」と聞き返した彼の声が上ずっていた。私が笑っていたら、凛上がカタコトで呟いた。


〈真面目な話なんだけど〉

「え......」

〈告白〉



ドクン、と心臓が跳ねる。
たった四文字に顔が熱くなる。まさか今ここでしろと? そんなバカな......! と一人で勝手に妄想してパニックになっていたら。

〈受験終わってからでいい? あと、旭からしろって言ったけどあれはナシで。......俺からちゃんとさせてください〉


かしこまった言い方をされて、なんだか困ってしまう。これで自分から告白しなくてよくなったっていうのは分かるけどさ。その点では嬉しいんだけどさ。


「わかった。うん、いいよ」


流されて頷いた。いつかこの時を後悔することになるなんて、想像もしていなかった。