どこまでも私を、異常者を見るような目で見るんだ。

泣きたくなる。わかってもらえないんだ、なんにも。
じゃあもう、分からなくていいよ、全部。


「信じられないかもしれないけど私、凛上くんのことこの合宿の中で好きになってしまいました」


早口で話して恥ずかしかった。でもそれよりも大切にしたいことがあったから。
誰がなんと言おうとこれが最適解だ。私がそう思うから。

犯罪とか関係ないの。
別に君が人を殺そうが、私はどうだっていい。

君がどういう人か私は知ってる。

ちゃんと知ってるよ?