最後の悪夢


「では本題に入りますね」


この合宿では自殺することが一番のタブーだったんだ。
ああ、良かった。誰も死ななかったんだ......!

河井先輩は、マイクに手をかけて体を近づけて、私達を見下ろした。辺りがしん、と静まり返ると、再びその口を開いて。


「最後は、成績オール5をつけるべき人材をこちらで選び、先生方に推薦します。私達は以前にあなた達と同じように合宿を受け、最終日まで生き残り推薦された者です」


そうだったのか。先輩は......先輩も少し前は、私と同じ立場で。
自分も今、この人達と同じ道を辿ろうとしているのか。


「推薦された人は合宿が終わった後もOB、先輩としていくつかやるべきことがあります。定員は私達も含めて10人。そしてこの場にいるのは11人。どういうことか分かりますね?」


一人、推薦されない人がいるということ。



「そして幸いにも、もう既に除外される人はこちらで決めることができました」