長い睡眠をとるために朝食は抜きにして昼食、夕食の二食付きの一泊という話になった。昼食の時間には部屋に来てくれるらしい。
何かあったときは部屋に備え付けの電話を使ってもいいらしい。
二人分の布団まで敷いてもらい、俺は宿主の女性にも手伝ってもらって、旭を布団の上におろした。よほど疲れていたのかぐっすりと眠っていた。
一日目は学校での鬼ごっこ。二日目は繁華街を走り回って、ホテルでは日をまたいで心身共に疲労して。
一日目はずっと見張っていたから眠れなかった。でも俺はホテルについて、ご飯を食べた後はしばらく寝たから休めた。
旭は休めなかったのかも。こんな状況だから気を緩められなかったのか。



