最後の悪夢



本当にこればかりは付き合ってみないと分からないのか。恋愛ってなんて恐ろしいんだろう。



「なんだかんだ付き合ったことないもんな、凛上。意外すぎる」

「付き合っても俺がフラれそうだし」

「なんで?」

「なんとなく」



俺、頭も良くないし。

付き合ってから沢山喜ばせて、幸せにするなんて約束できない。



「じゃあフラなさそうな一途な人がいいんじゃね」

「うん」






“フラなさそうな一途な人”

たぶん一番難しい条件。



旭にどうしたら近づけるかな、って考えていた。

成績を上げようと思ったのもひとつの理由だけど、旭が参加すると知ったから、ってのも、合宿に参加した理由だった。

偶然、先生に紙を提出しに行く旭を見かけたから、分かっただけ。