息が荒い。
声には出せなかったけど、ポツンと心の中で呟いた。
私、たぶんそのうち普通に死ぬんだなって。
「旭! ごめん、イツキ電話切るから」
過呼吸になっていた。ストレスかもしれない。長時間思考を巡らせて、ずっと死んじゃうんじゃないかって考えて。勉強とか人間関係なんかよりも辛くて、辛くて辛くて辛くて......!
涙が出てきた。馬鹿みたいに息が苦しかった。酷く焦っていた。不安だった。
どうして私がこんな目に遭わなきゃいけないんだろう、今鬼が来たらどうしたらいいんだろう。ああ、ああ、ああ、頭が痛い。
凛上の声に従って息をしたら、だんだん落ち着いてきた。
でも今まで我慢してきた苦しい思いが溢れて、いつまでたっても立ち上がれなくて。
「大丈夫か? ちょっと不安になったよな」
私の肩をトントンと優しく叩いて、同じように苦しそうな優しい顔で私の顔を見て。
......凛上、どうして私のこと見捨てて逃げないんだろうなあ、って。



