「ごめんなさい。私が……捕まったせいで」
私はなるべく、はっきりとした口調で話した。震える唇を噛む。
「参加するかどうかは自由に決めてほしい。頭を使うゲームなら得意だから。私一人でもどうにかなると思う。迷惑はかけたくない」
凛上は笑わなかった。
私はすべて見透かされているみたいで、怖かった。
「関係のある人ってなに? 誰を待ってたんだよ」
そんなの、決まってるよ。
でも、そういうのって、迷惑でしょう?
凛上は、一歩ずつ私の方に歩いてきた。
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