「おかしいでしょ!?」
「上の階ばっか見てても仕方ない。下は? なんにも知らないだろ」
「だからって知りにいく必要はなくない?」
「いや。今後朝まで続くのならこのままだと、危ないだろ」
シオンの表情が曇った。
「朝とか……いや、マジだけどさ。言葉にされるとキツいよ……」
「……それはごめん」
朝……朝か。
かなり、しんどいかもしれない。
私、大丈夫だろうか? いや、でも、大丈夫だよね、この三人なら。廊下の突き当たりの小さな小窓の奥には、夜の闇が広がっている。
あれが明るくなるまで?
学校にいた時の鬼ごっこと同様、途方もないように感じた。



