ぐるぐると、変な感情が私のなかに渦巻いていた。だけどそれも束の間、 「みさきさん──」 シオンが悲鳴をあげるような形で私の名前を強く呼んだ。 私はなんとなく、その視線の先に──私の背後に──なにかがいるような気がして、咄嗟にシオンの方に逃げようとして。 そうしてまだ理解が追い付かないうちに、今度は、 ガッシャーン!!!!!