流れを作ったことに対して尊敬した。花巻は他の人が味方についても、どこか悔しそうだった。友達のことなのだろうと思う。
その後私達はチャットアプリで特待生のグループを作り、連絡網を完成させた。
それから先生の監視から逃れられないのは分かっていたし、その場でずっと立っているわけにもいかず、生徒は渋々自室に向かいだした。
私も向かおうとしたけれど、ふと凛上の姿が見当たらないことに気づいた。いつからいなかったのだろう?
どこに行ったのか。探そうかな、と考えて
辺りを見渡すが、先生に怪しまれるかもしれないと思うと下手に動けなかった。
仕方がなく私も自室に向かうことにした。



