最後の悪夢


私お荷物なんじゃないだろうか?
凛上に頭も体も使わせて。私はなんで学年一位なのにこんなになにもできない?

今までなんのために勉強してきた?

膝に手をおいて俯きながら、悔しくて苦しくて辛くて、「ああ!」と叫んだ。




その時、ふと、あることを思い出した。


どうしてこんな時に思い出すのか。どうして今だったのか。特になにもきっかけもなかった。



急に過去に封印されていた記憶が紐解かれて、私の中で再生された。


去年の秋。