「しんどいなら無理しないでいいよ。息抜きしなよ」 騒がしい空気の中で、凛上の声がやけにはっきり聞こえた。 優しい顔だった。ときめいてしまいそうだった。なんだかなあ、胸が苦しいよ。 凛上はどこにもいそうでいない顔立ちをしている。 入川くんとはまた違った、不思議な雰囲気がある。声のトーン? うん、そうかも。変な落ち着きがある。 これで中学三年生? って感じ。