なみだ雨の夜。

目が笑ってない。口角だけやんわりと持ち上げる。いつもの子供っぽい可愛い顔の維月の顔が、完全に大人のそれ。維月がこんな顔をするなんて、私、知らない。

「答えらんねぇなら俺が当ててやろうか?」

ぶんぶんと首を横に強く振る。

「ふっ、何それ。なんの否定?当たるはずねーって?」

怖くて恐くて怖くてガタガタと身体が小刻みに震える。それを維月が冷たい目で見詰めていた。

「じゃあ言えよ。何してたんだよお前。」
「っ!」

お前、って言った…
維月が私のことお前って…