「別れよう……」
苦しそうに告げられた言葉になにも、聞こえなくなった。
なにも、考えられなくなった。
色が消えてしまった気がした。
なんで……。
唯一思えたのに、言葉にできなかった。
聞くのが、怖かった。
嫌い、つまらない、なんて言われるのが怖かった。
「……」
黙ってしまった私に、上原くんはさらに言葉を発する。
「高坂さん。元気で」
高坂さん……。
その言葉がこだまする。
呆然としているうちに上原くんは、屋上から出て行ってしまった。
まだ整理できない頭で私は、屋上から出た。
「蘭……」
玄関では、なのちゃんが待っててくれてた。
どんな顔をしていたんだろう。
私を見るなり、なのちゃんは抱きしめてくれた。
苦しそうに告げられた言葉になにも、聞こえなくなった。
なにも、考えられなくなった。
色が消えてしまった気がした。
なんで……。
唯一思えたのに、言葉にできなかった。
聞くのが、怖かった。
嫌い、つまらない、なんて言われるのが怖かった。
「……」
黙ってしまった私に、上原くんはさらに言葉を発する。
「高坂さん。元気で」
高坂さん……。
その言葉がこだまする。
呆然としているうちに上原くんは、屋上から出て行ってしまった。
まだ整理できない頭で私は、屋上から出た。
「蘭……」
玄関では、なのちゃんが待っててくれてた。
どんな顔をしていたんだろう。
私を見るなり、なのちゃんは抱きしめてくれた。