目で訴えると、桜玖が合わせろと目で訴えてくる。


こいつ、何がなんでも山内さんといたいんだな。


ため息を吐きたいけど、蘭がいるならまあいいかと思えてしまう。


2人とも了承し、4人でショッピングモールに向かった。


ショッピングモールに着くと、無計画なせいで桜玖がさっそくやることに困ってる。


「じゃあ、私の服選び、付き合ってよ」


そんな桜玖に山内さんが言う。


「いいけど、蓮たちどうする?」


桜玖の目が2人きりでいたいと訴えかけてきた。


「じゃあ、その辺で遊んでる。蘭、いい?」


「うん」


嬉しそうな顔を隠せてない。


物欲がないのか、特に欲しいものもないらしい蘭を連れて、ゲーセンにきた。


たぶん、ほとんど来たことなんてねーんだろうな……。