運命の一夜を越えて

北海道の自宅からは歩いて5分ほどで海に行くことができる。

今の私にはこの往復10分の距離が一度に歩ける距離だ。

私たちは毎日のように天気のいい日は海へ行った。


そこで私はいつも浜辺に座り、元気に走り回り遊ぶ渉と光の姿を見つめる。


そして・・・あー今日も生きていると実感するのが最高に幸せだ。




「愛してる」

家までの道のりで渉が私の耳元でささやく。

その愛の言葉に、私は言葉で返すことができない。