運命の一夜を越えて

「渉も食べて」
私の声に、渉は手にもったままだったいちごを頬張る。

「うまい」
大きな口でいちごを一口に頬張る渉。
「おいしいものは一緒に食べたい」
私の気持ちも渉に伝える。
「きれいな景色は一緒に観たい」
「あぁ」
「うれしい時は一緒に喜んで」
「うん」
「悲しい時は抱きしめてほしい」
「うん」
「・・・いつまでも一緒にいたい」
「あぁ」
「・・・いつまでも渉といたい」
「うん」
「赤ちゃんが無事に産まれて・・・」
「うん」