運命の一夜を越えて

「一緒にいるって誓っただろ。健やかなるときもやめる時も。」
「・・・」
「彩が笑っている時も、うれしい時も悲しい時も苦しい時も、怒ってるときも、泣きたいときも、俺はそばにいたい。」
「・・・」
「彩のそばにいたいんだ。」
そう言って渉が私の体をそっとそっと抱き寄せる。

「愛してる。」
耳元でささやくその声に優しさがあふれている。


今日、仕事を休んで私をここに連れてきてくれたのには意味がある。
それはわかっていた。

これが、その意味だったと分かる。

渉が私に伝えたかったこと。

しっかりと私の心に届いた。