運命の一夜を越えて

「渉のお父さんもでしょ。」
「え?」
「最近、お義父さんが医学書を送ってくれてるの知ってるんだから。」
「はは」
少し気まずそうに頭をかく渉。

私の病気について勉強をしている渉。
渉が読んでいる専門誌は渉のお義父さんが送ってくれたもので、中には本にしるしがついているものもある。

「俺たち、5人チームだな。」
「・・・うん」

私は今、人生で一番幸せかもしれない。

愛する旦那様、偉大な母、それからこんな嫁を遠くから心配してくれるお義父さん、そして赤ちゃん・・・。

こんなに幸せだから病気は私を選んだのだろうか・・・