運命の一夜を越えて

意外な二人組に私はそれまでの気持ち悪さを忘れて思わずソファから立ち上がった。

「え?なんで!?」
そこにいたのは渉と私の母だった。

「どうして?」
ブランケットを床に落としたまま母の方に近づく。

「びっくりした?」
いたずらに笑う渉と母は、まるで大成功!とでも言いたげに目をあわせて笑っている。
「なんで?」
「きちゃった」
無邪気に笑う母を渉を交互に見る。

「お母さんの出番でしょ?」
「え?」
「お母さん、しばらくここの部屋の隣に住むから。」
「はい?」
「我慢できなくて、うずうずしてたら渉君が部屋、借りてくれたのよ。」
「え?」
渉の方を見る。