運命の一夜を越えて

「おいしそう」
私の言葉に渉が嬉しそうに微笑む。

「うれしいなー。何かを食べてくれるだけで今はうれしいのに、俺の作ったものをおいしいって食べてくれるの。きっと子供が生まれたら、ミルクあげたり、離乳食を作ったり、楽しいだろうなー。」
穏やかな表情で料理を続ける渉。

その大きな背中に抱き着く。

こうして、渉の背中にくっつくのが私は好きだ。
胸に抱きしめられている時も安心するけれど、このバックハグスタイルも安心する。

渉はきっといいパパになる。

その姿を見たい・・・


私・・・欲張りになっていく・・・