運命の一夜を越えて

奥の部屋で私は途中で買ってきた栄養ドリンクを口に入れた。
いつものようにただ体の中に取り込むだけの作業。

「ごほっ!・・・うっ!・・・ごほっごほっ!」
しばらく何も入れていなかった胃が痙攣するように震えて、むせた。

結局口にした栄養ドリンクも吐き出してしまった。

私は壁に寄りかかって、浮かぶ脂汗を拭った。

早く母と交換しないと・・・

ただ目を閉じて、自分の体調が少しでも回復するようにと集中する。

大丈夫。私は大丈夫。
何度も繰り返し、少し体調が回復したところで私はゆっくりと立ち上がった。

その瞬間大きく視界がゆがむ。
膝に手をついて倒れないようにするのが精いっぱいだった。