運命の一夜を越えて

悲しいだけじゃない集まり。

久しぶりに会う親戚たちが口々に思い出話をする。

きっとおばあちゃんも喜んでいるはずだ。



「彩」
母が台所から出て来た。
「ただいま。ごめんね、遅くなって。」
「あんた」
母は私をみた途端心配そうな顔になり近づいてきた。

「顔色悪いわよ。ちょっと休みなさい。こっちは大丈夫だから。」
「大丈夫。ただの運動不足だから。お母さんも顔色わるいよ?ちょっと休憩したら?」
「母さんは大丈夫よ。無理しないで奥で少しやすんで。」
確かに具合がよくない。

「少しだけ休もうかな。そしたら、次はお母さんが休んでよ?」
「わかった。」
私は母の言葉に甘えて奥の部屋で休むことにした。