運命の一夜を越えて

朝日がまぶしくて目を開けると、そこには包み込むような微笑みの渉が私を見ていた。
「おはよう」
久しぶりに見る寝起きの渉の表情に胸が高鳴る。

あーやっぱり私はこの人が大好きで、この人と一緒にいるだけでこんなにも心が満たされるんだ・・・


離れている間、何をしても満たされなかった心が簡単に満たされてしまう。

私はもう、渉がいないと心が満たされることを感じられないんだ。


「おはよう」

私はそう言って体を起こした。
早く離れなくてはという声がどこからか聞こえてくる。

「彩?」
「喉かわいたから」
そう言って渉をベッドに残して私はキッチンへと向かった。