運命の一夜を越えて

いっそ怒ってののしって、背中を向けてくれたらいいのに・・・

渉はしばらくしてから静かに私の髪を撫でながら話始めた。


きっと私がもう眠っていると思っているんだ・・・。

「こんなに痩せて・・・なにやってんだよ・・・そんなギリギリな顔して・・・なに考えてんだよ・・・。」
その声が少し震えている。
「こんなになるまで放っておいて、なにやってんだよ、俺。バカじゃん。大馬鹿野郎だ。」

・・・なんで私を叱らないの?なんで私を責めないの?

どうして自分のことを責めるのよ・・・

どうしてよ・・・

渉は何も悪くないのに。
すべては私のせいなのに・・・。