運命の一夜を越えて

狭いシングルベッド。
二人体を少し重ねないと落ちてしまうくらい狭いベッド。

渉は私を腕枕して、ギュッと抱き寄せる。

温かい・・・

そのぬくもりを分け合った日々が、もうずっと昔のように感じる。


私は泣きそうな自分をごまかすように瞳を閉じた。

渉は私の髪をゆっくりと撫でる。

いつだって私よりも先に眠らない渉。
背を向けない渉。

こんな時も・・・渉は私が寝付くまで起きているんだ・・・